幼児さんのリトミック
レッスンでは、ピアノを弾いたり歌ったり、リトミックや聴音をしています。
リトミックは、音楽に合わせて体を動かして、楽しく遊んでいる感覚です。本人としては遊んでいるのですが、遊びながら自然に、音楽に必要な力を身につけられるような内容を組み込んでいます。(音楽以外のことも身につきます)
例えば、想像力、表現力、体ののびやかさ、体の使い方、リズム感、音感、読譜力、コミュニケーション力などなど…色々な力を育む効果があります。
先日のレッスンで、かわいい幼児さんが素晴らしい発想力を発揮してくれました。その一場面をご紹介します。
想像力&表現力がふくらむ
4月の発表会で「ちょうちょ」を演奏した生徒ちゃんです。まずは曲に親しむという目的で、2月頃から「ちょうちょ」のリトミックを始めました。
はじめに、お花を自由に貼ってもらいました。床にまとめて貼る日もあれば、壁面に貼る日も。日によって、変化しています。(=生徒ちゃん自身で考えて、アレンジ)。そして、飛んだり蜜を吸ったり。
ある日、蜜が大好きなちょうちょさんは、大好きなお母さんにお花を全部貼りました♡お花が満開のお母さんにとまって羽を休めたり、蜜を吸ったり♪(想像力が発揮されてアレンジ&お母さんとのふれあい遊び)
お母さんが安心の基地となり、ちょうちょさんが基地を飛び立って色々な所へ遊びに待ったり、風に吹かれたり…色々と冒険があり…その後、安心の基地に帰ってくる––––という場面が見られました。今、世界で大注目の「アタッチメント」の「安心感の輪」を、想起しました。
さて、1ヵ月以上「ちょうちょ」リトミックを楽しんだので、 そろそろ、雰囲気と内容を変えてみようかなぁと。
譜読みにつながるリトミック
次の内容は、色々な形や色の記号があり、課題の順にタッチしていくゲーム です。(譜読みの力につながっていきます)
新しい内容は、新鮮さもありとても集中してゲームに取り組む生徒ちゃん。解答者も生徒ちゃんだけにこだわらず、お母さんも一緒に♡すると、今度は生徒ちゃんが出題者に立候補♪やる気です!
3週目には、「ちょうちょがしたいな〜」と。(自分の思いを言葉で表現できてすばらしい) そこで今度は、「形のゲーム」と「ちょうちょ」を合体! 踊ったり飛んだり、体を自由に使って表現を楽しんだちょうちょさんは、 形のゲームにも楽しんで挑戦。そして「そろそろ蜜を吸いたいな〜」と♡ すっかり本物のちょうちょさんの気持ちに。 形のゲームも配置換えをし、しっかり体を使って解答することが出来ました♪ シフォンの布をしまう時には、2枚をクルクルっと丸めて、「虹色綿アメどうぞ♡」と渡してくれました。なんて発想豊かなんでしょう♪ いつも楽しいお話をしてくれて、周りのみんなが笑顔になります。
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